Gammaに詳しい指示を書けば、狙いどおりの資料になるのでしょうか。+A Scopeでは、同じテーマについて簡易プロンプトAと詳細プロンプトBを各1回入力し、実際の6枚の生成結果を比べました。

結論|今回のA/B比較で分かった3つのこと

① 変わったこと: Bでは指定した構成と「安全に試す」という目的に沿ったスライドが作られました。

② 変わらなかったこと: 両方ともサブタイトルの語中改行や、小さな文字、強い言い回しが残りました。

③ 検証の限界: 各1回の観察です。追加質問やテンプレート選択の差があり、プロンプトだけの効果を証明するものではありません。

表紙を比較|タイトルは自然でも、サブタイトルは崩れた

完成した実画面の表紙部分を、同じ範囲で切り出して並べました。どちらもタイトル自体の改行は自然です。ただしサブタイトルには、Aでは「スピ/ード」、Bでは「ハンド/ブック」と分断される箇所がありました。

Gamma実画面の表紙比較。左が簡易A、右が詳細B。どちらもタイトル自体は自然に折り返されているが、サブタイトルに語中改行が残った
実際のGamma画面の切り抜き。画像内の生成結果は加工していません(元画面の個人情報のみマスク)。
切り抜く前の実画面を確認する(A・B)
A|簡易プロンプト。表紙サブタイトルの「スピ/ード」が不自然に分断。
A|簡易プロンプト。表紙サブタイトルの「スピ/ード」が不自然に分断。
B|詳細プロンプト。タイトルの改行は自然でも、「ハンド/ブック」が分断。
B|詳細プロンプト。タイトルの改行は自然でも、「ハンド/ブック」が分断。
ここが重要:「Bは改行崩れなし」ではありません。Bで見られた違いは主に構成・目的への一致で、レイアウト問題は残っています。

実際に入力したプロンプトA・B

以下は実際に入力した原文です。Bの文章を再現用テンプレートとして掲載し、記事独自の別の「改善例」は置きません。どちらも日本語・プレゼンテーション・表紙を含む6枚で生成しました。

A|簡易プロンプト入力した原文
仕事で使える生成AIの活用方法3選について、日本語で表紙を含む6枚のプレゼン資料を作ってください。
B|詳細プロンプト入力した原文/コピーして試せます
テーマ:仕事で使える生成AIの活用方法3選

目的:初心者に、安全に試せる3つの用途を理解してもらう

対象:生成AIを初めて使うビジネスパーソン

形式:日本語のプレゼンテーション、表紙を含む全6枚

構成:
1. 表紙
2. 生成AIとは?
3. 文章作成への活用
4. 資料作成への活用
5. 情報整理への活用
6. まとめ

条件:
- 1枚につき要点は最大3つを目安にする
- 初心者にも伝わる日本語を使う
- 専門用語は必要最低限にする
- 落ち着いた配色にする
- 架空の統計・実績・引用元は作らない
- 表紙タイトルは不自然な位置で改行しない
- 各スライドの役割を明確にする

まず構成案を確認したいので、生成前に内容を提示してください。
入力時の実画面を見る
Bのプロンプト入力画面(上部)
Bのプロンプト入力画面(上部)
Bのプロンプト入力画面(下部)
Bのプロンプト入力画面(下部)

比較結果|変わったこと・変わらなかったこと

スマホでも横スクロールせず読めるよう、比較は項目ごとのカードにしました。「良くなった」と一括評価せず、項目別に観察結果を記載します。

生成枚数
A|簡易6枚
B|詳細6枚

枚数だけでは差がつきませんでした。

3つの用途
A|簡易文章の下書き・要約・アイデア出し
B|詳細文章作成・資料作成・情報整理

Bでは、指定した3項目と並び順が反映されました。

安全に試すための説明
A|簡易主に最後のスライド
B|詳細3〜5枚目の活用スライドにも配置

Bは、指定した目的を各活用ページに反映していました。

追加質問
A|簡易2問。既定値のまま回答
B|詳細質問なし

質問への回答もAの出力に影響し得ます。

サブタイトルの改行
A|簡易「スピ/ード」で分断
B|詳細「ハンド/ブック」で分断

どちらも語中改行の課題が残りました。

読みやすさ・表現
A|簡易小さい文字、強い言い回し
B|詳細小さい文字、表記ゆれ、強い言い回し

詳細な指示だけでは仕上げの品質は保証されません。

消費クレジット
A|簡易58
B|詳細63

Bの方が5多いですが、原因は特定できません。

Aで生成された文章の下書きスライド
Aで生成された文章の下書きスライド
Bで指定に沿って生成された文章作成スライド
Bで指定に沿って生成された文章作成スライド
Aで表示された追加質問の実画面を見る
Aでは対象読者と3つの活用方法について追加質問が出ました。既定の選択肢を使って回答しています。
Aでは対象読者と3つの活用方法について追加質問が出ました。既定の選択肢を使って回答しています。

クレジット消費|349 → 291 → 228

Freeプランでの残高の推移を、そのまま表示します。この結果は2026年10月23日の実測であり、現在の一般的な生成単価を示すものではありません。

349Aを生成する前
291Aを生成した後|58消費
228Bを生成した後|63消費

合計121クレジットを使いました。AとBの差は5クレジットですが、どの処理で差が生じたかは未確認です。

残高349・291・228の実画面を見る
A生成前:残高349
A生成前:残高349
A生成後:残高291
A生成後:残高291
B生成後:残高228
B生成後:残高228

残った問題と、修正用プロンプト

詳しいプロンプトBでも、語中改行・文字サイズ・「資料構成」と「資料作成」の表記ゆれ・強い言い回しが残りました。実際に見つかった問題に絞った修正指示は次のとおりです。

未実行の修正案です。 この記事のA/B資料に以下の修正指示を送って再生成・編集した結果は、まだ確認していません。改善済みの実績としては扱いません。
生成後に使う修正プロンプト未実行の提案/コピー可能
以下は、Gammaで生成した6枚の資料を編集するための指示です。構成と元の事実関係を維持し、指定した箇所だけ修正してください。

1. 表紙のサブタイトルで「ハンド/ブック」と分割された語を、途中で改行されないよう調整してください。本文の意味は変更しないでください。
2. 表紙の「②資料構成」と本文の「資料作成」は「資料作成」に統一してください。
3. 5枚目「情報整理」に短い導入文を加え、3・4枚目と情報量を揃えてください。
4. 最終スライドに3つの用途の短い要約と、機密情報を入力しない・出力を確認する注意点を加えてください。
5. 小さすぎる本文・脚注を読みやすくしてください。必要に応じて文章を短くし、視認性を優先してください。
6. 「瞬時に」「必ず」「劇的に」など、裏付けのない強い表現は控えめに修正してください。

禁止事項:架空の統計・実績・出典を追加しない。ページ数や章の役割を勝手に変更しない。
修正箇所を一覧で報告し、変更前後の確認ができる状態にしてください。

なお、タイトルの改行が自然でも、サブタイトルや脚注が崩れていないか確認が必要です。元の内容や数値を変えていないかも人が目視で確認してください。

書き方のコツ|まず指定したい5項目

今回の比較結果から、生成前に伝えておくと意図の共有に役立つと考えられる5項目です。これらはGamma公式が効果を保証する条件ではなく、編集上の実践案です。

  1. 目的:「何を理解してもらいたいか」を書く。
  2. 対象読者:初心者・管理職など、資料を読む相手を指定する。
  3. 章立て:ページ数だけでなく、各スライドの役割を決める。
  4. 安全性・事実:架空の統計や根拠のない数値を作らないよう指示する。
  5. 仕上げの確認:生成後に文字の大きさ、語中改行、表記ゆれを見直す。

よくある質問

Q. 詳細なプロンプトなら、必ず良い資料になりますか?

いいえ。今回のBでは指定構成に近づきましたが、語中改行や文字サイズの問題は残りました。1回ずつの比較で再現性も未確認です。

Q. なぜAだけ追加質問が出たのですか?

Aは対象読者と切り口を明示していなかったため、Gammaから2問の質問が出ました。ただし、質問の有無がプロンプトの長さだけで決まるとは確認できていません。

Q. 58・63クレジットは毎回必要ですか?

いいえ。今回のFreeプラン環境で観測した値です。内訳や変動要因は未確認のため、固定費用として扱わないでください。

Q. 以前の単独検証は?

以前の単独生成テストでも改行崩れを確認しました。今回のA/B比較とは別の試験です。詳細はGammaの基本・料金・実機体験をまとめた親記事に掲載しています。今回の比較とは別に確認してください。

検証条件と限界

検証日:2026年10月23日/Gamma Free/PCブラウザ/日本語の6枚構成をA・B各1回生成/Standard表示/Plan方式での生成。画像ソースはAI画像。

同じ点:テーマ、形式、枚数。Bは自動選択されたテンプレートをAに合わせて手動変更しました。

揃わなかった点:Aでは追加質問2問に既定の回答を使用。Bでは追加質問なし。両条件の入力内容と対話過程は完全には同一ではありません。

確認の限界:各条件1回のみ。表示幅で改行位置が変化し得ます。スライドの一部は部分撮影です。比較は記述的な観察であり、詳細プロンプトの因果的効果や改善率を証明していません。

出典:+A ScopeによるGamma実機スクリーンショット・生成ログ。撮影画像はプライバシー保護のためマスク済み。公開していない生成資料の共有リンクは掲載していません。

Gammaのサービス概要・無料プラン・料金は、親記事「Gammaとは?」で確認できます。

Gammaを試してみる

まずは生成前の構成を確認し、完成後に読みにくい箇所を修正するところまで試してみましょう。

Gammaの公式サイトを見る ↗広告リンクです。料金・利用条件は公式サイトでご確認ください。